薄毛対策の手法別比較

一般的に行われている薄毛対策ではどれが有効なのか?手法別に比較しました。

世界基準に認められた3つの薄毛対策

薄毛対策はダイエットに比べてはるかに難しいものです。人によってはダイエットも難しいかもしれませんが、単純に摂取カロリーを抑えれば、結果が出ることは目に見えています。でも薄毛対策の方は、本当に結果が出るかどうか明らかでない場合が多いです。

薄毛の原因の多くの部分はまだ解明されていないですし、完全に薄毛を止める奇跡の薬はまだ開発されていません。治る保証がないと思うと、前向きに向き合うことが困難になります。しかも、世間にはインチキな薄毛対策が横行しているので、どれも胡散臭く見えてきて敬遠してしまいます。結局、薄毛に対して何もしないことが、「リスク無し」「コスト無し」「手間無し」で一番安全と思えてしまいますが、同時に「効果無し」でもあります。

でもあきらめてしまうのはまだ早いようです。最近になって薄毛対策の研究は急激に成長し続けており、薄毛に効く薬や医療が次から次へと開発されています。医療や食品の世界基準といえるFDA(米国食品医薬品局)によって、現在までに3つの対策が正式に薄毛に効果があると認められています。逆に言えば、数限りなく市場に出回っている薄毛対策のうち、3つしかFDAによる厳密な安全性や効果の測定基準を満たしていません。その3つとは以下のものです。

1.フィナステリド: プロペシアの成分
2.ミノキシジル: リアップやロゲインの成分
3.自毛植毛: 外科的治療

その他のローション、薄毛対策シャンプー、ハーブ、育毛機器や人工毛植毛に至るまで、すべて薄毛対策として認められていません。薄毛対策として認められたこれら3つの手段も、すべての人に効果があるものではなく、100%薄毛を改善するわけでもありません。それでも、これまでに多くの人がこれら3つの方法で薄毛を克服しており、薄毛対策にとって中心的な手段になっています。

さらに最近では、フィナステリドより効く薬や髪のクローン技術がすでに開発されているなど、あと10年もすれば、薄毛に悩む人がいなくなるかもしれないと思うほどの発展ぶりです。それだけに、現在利用可能なベストの技術を理解して、まだ生えている髪をなるべく将来まで長く生かす対策が必要になってきています。

横行するインチキ薄毛対策の見分け方

薄毛の悩みを利用したインチキ商品は、いつまでも消えることがありません。薄毛に限らず、長生きに効く薬や、若返り、性欲回復など、人々の恐れや悩みにつけこんで、心の隙に入り込むようなインチキ商品が数多く出回っています。

それらの商品は、高額のお金を効果なく無駄に消費させるだけでなく、本当に必要としている治療の機会も阻害してしまいます。特に最近のインチキ商品は手が込んでいて、科学的に聞こえる名前を使ったり、大学教授を出してきたり、あらゆる手で本物のように見せかけようとします。

なぜ効果の無いインチキが生き続けているかというと、理由の一つにプラセボ(偽薬)効果があります。人間は、インチキ商品を使っても、効果があると思い込むと、しばらくは本当に髪が生えた気がするのです。ミノキシジルのテストでも、プラセボ(偽薬)を渡された人の16%は髪が生えたと評価したそうです。それだけ、心理的な操作による錯覚の効果は大きいです。

それでは、どうやってインチキの商品を見分けるのかというと、「常識」が最後には頼りになります。しっかりと勉強して、薄毛対策が主張する原理に矛盾がないかをつきとめるのも重要ですが、それ以前にあやしいと感じる「常識」も大切です。

本当に効く薬なら、夜中のテレビ番組やラジオ番組で宣伝したり、雑誌にあやしい広告を載せたりしません。もし本当に効く薬があれば、広告よりニュースとして掲載されるはずです。「効果がなかったら全額返金します」という主張も、効果がある自信があるからではなく、返金しても儲けがあがるという打算があるからです。

以下が一般的にインチキと思われる薄毛対策商品の一例です。

  • ・民間療法
  • ・ナチュラルなハーブによる療法
  • ・科学的な響きのするシャンプー
  • ・栄養剤
  • ・頭皮を刺激する機器(LEDやレーザー、電磁波で)

これらを使用した薄毛対策は、時間とお金の無駄になることがほとんどです。結果として、なかなか効かないことによる苛立ちや、落ち込み、怒り、だまされたことに対する恥ずかしさなどを感じることになります。

科学的に聞こえる商品でも、「その科学的根拠は何か」「データはどこにあって信頼性のあるものか」を問いただすことが重要です。ちゃんと二重盲のプラセボ試験(薬を与える方も受ける方も、本物か偽薬かを知らされずに行われるテスト)を実施しているかどうかや、FDAにそれらの結果が認められられているかなどを知ることができればなお確実です。また、単に髪を太く見せるだけの治療なのか、実際に髪を生やすものかも見分ける必要があります。